アニメが終わったとは言え、そらおとはそらおと。
相変わらず、ぶっ飛んだコメディパートとしんみりさせてくれるパートと思わず怒りをあらわにしたくなるほどのシリアスパートで構成されておりました。
コメディパートに関しては何も言う事はございません。
まさか、アニメ2期第1話のOPを漫画でも読めるとは!
「俺の『ベルッ』がっ鳴る~♪」のシーンに出て来る天使智樹が酷すぎるww
まさにどや顔でしたw
2度目の文化祭でニンフちゃんが剛○武もビックリな大音痴で人類の生み出した叡智である言語を抹殺してしまったり!
智樹がカオスに愛とは何かを教える過程で堂々と女子更衣室に入ってクッ○ングパパのような顎になって星の彼方になったりと、
存分に楽しませてもらいましたよ!
智樹はエロ本がないと禁断症状が出るんだねっ♪(何
『自由!』では、智樹がイカロスとのインプリンティングを解除するよう申し入れてきました。
理由は、イカロスが笑顔になって欲しいため。
その数ページ後にアストレアが発した一言が実に的を射ていましたが、智樹ってバカですよねぇ。
本人が望まない一方的な自由なんて、本当の「自由」じゃあないんですよ。
その自由は与えたい側の、今回で言えば智樹の単なるエゴでしかないんです。
今の状況が嫌なら、たとえイカロスであってもそれとなく意思表示するわけで。
それをしないという事は、彼女にとって今の状況が居心地の良い空間だというわけで…
あれこれと手を掛けるのも大事ですが、優しく後ろから見守ってあげる事も同じくらい大事なんじゃないかな?
何事も、一気に進めるより少しずつ地道に進んだ方が結果的に良い事が多いのです。
『愛情!』では、智樹が“愛は痛いという事”だと勘違いしてるカオスちゃんに本当の愛を教えてあげようとしてました。
この話では、智樹とカオスちゃんが絡む絡む絡む!
待ってました!と言わんばかりの理想的な展開で、微笑ましく感じながら読み進んでいきました(*^ー^*)
すうさん、話の展開を分かってますね!
まぁ、結局のところ
「愛」なんて非常に観念的な概念は言葉で表せるはずがないんですよね。
ある人は、即物的に
「お金」と言うかもしれない。
またある人は、
「料理を作ってあげたり贈り物をする事」と言うかもしれない。
「何も語らずにじっと傍に居てあげる事」、と言う人も居るでしょう。
要するに千差万別十人十色、答えはあってないようなもの。
ですが、愛というのは“誰かのためを想ってやる行動にしか生まれないもの”なんですよね。
たとえ一方的なものであっても、それは紛れも無く愛そのものです。
そういう時は話し合ったりして少しずつ理解し合っていけば良い、と私は思っております。
「愛ってなぁに?」と、時には痛々しいぐらいに切なく何度も聞いてきたカオスちゃん。
それだって、自分の中に組み込まれた自己進化プログラム「Pandora」のせいっぽいじゃないですか。
経験を重ねる事で進化していき、マスターと鎖で繋がれる主従関係のシステムさえ破壊してしまうその柔軟さ。
……カオスちゃん、接し方さえ間違えなければ1番人間らしくなれる子じゃないか…
インプリンティングが解けてもマスターの元に帰ろうとするって事は、つまりそこが彼女にとって“自分がいて良い場所”だったという事です。
マスターがどれだけ最低な奴だとしてもね。
なのに、手に負えなくなったから廃棄処分にしようだなんて……あんまりすぎる。
ホント、空のマスターは心が死んでますよねぇ。
毎度のごとくイライラさせられてきましたが、この巻のアレは1,2を争うレベルじゃなかろうか。
カオスちゃん、どうなるんでしょう…?
次巻の予告ページを見ると、死亡フラグがビンビン立っているのですが(^-^;)
心配だ、すっごく心配だ!
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