『うみねこのなく頃にEP2』第2巻について
コミックス版のうみねこEP2、第2巻です。
AB12話の感想は残り1/3ほどですが、いかんせんW杯が気になってしまって……申し訳ありません(>_<)
クリーム舐めてるミニスカベアトの一枚絵にドッキリビックリ!
こ、これが天下に名高い絶対領域でありまするか…!?
いやもう書きたい事が色々とあるんですが、とりあえず内容をサラッと。
この巻は嘉音が朱志香が通ってる学校の学園祭に行く話から、
ミニスカベアトが登場していよいよバトルだぜ!
ってところまでが収録されてますね~。
相変わらず画力がありますね、どんどん引き込まれる。
特に、鬼気迫る表情は素晴らしいですな。
ああいう表情は見てて気持ちの良いものではありませんが、作品を演出する上では必要なんですよね…
金蔵、白目ムキ出しで怖いよw
ジェシと嘉音。
片方はあくまで抵抗の意を示し、もう片方は運命を甘んじて受け入れる道を選ぶ。
2人って、かなり対称的ですよね。
あまりにも対称的なもんだから、嘉音がジェシの言っていた「もう一人の自分」の気がしてならない…
つまりジェシ=嘉音で、嘉音がジェシの元々の人格みたいな。
まぁ、文化祭で2人同時に居るところを普通に見られてるから、それはないでしょうけどw
でも、「もう一人の自分」というフレーズは意外と重要な気がするぞ?
今は話の流れで嘉音が「僕は家具だ」って思い込んでるだけのように見えるけど、
本当に人間じゃなくて家具の可能性も否めないから困る…
コミックス版だとジェシが右代宮一族としての生活をいかに嫌ってるかがアニメよりはっきりと描かれてて、
ライブシーンでのジェシがより一層充実してるように見えるんですよね。
ジェシと夏妃の関係は話し合えば何とかなると思うんだけどなぁ…
ジェシって、母親としての愛情を夏妃から貰いたいんだろうね。
「よく頑張っていましたね」って夏妃から言われた時のジェシ、とっても嬉しそうでしたもん(*^ー^*)
まぁ、それはライブじゃなくてスピーチの話だったんだけれど。
夏妃はプライドが高すぎるけど、ジェシはジェシでちょっと反抗的すぎるんですよねぇ。
お互いが一歩歩み寄らないと、この問題は解決しない気がする。
何だかなぁ、やり切れない思いで一杯ですよ…
真里亞ちゃんと楼座の方はね、また違った意味で酷い。
いくらなんでも、楼座がヒステリックすぎる…
誇張して描かれてるんじゃ?と思ってしまうぐらい。
ヒステリーの状態から通常モードの、あの変わり身の早さと言ったら…
ヒステリックな人って、リアルでもあんな感じなのかな。
さすがに腹立たしくなるよ、うん。
あぁ、でも何度も読むと優しい楼座が逆に幻想描写な気も(^-^;)
疑心暗鬼なんだじぇい…
間違った事をしてると自覚してるんなら、治す努力をしようね。
たとえどんなにイラついても、手を出すのはいかんぜよ?
真里亞ちゃんが未だに楼座の事を愛してることが、せめてもの救いですよねぇ。
しかし、あれでは真里亞ちゃんが不憫すぎる。。。
で、ここからちょっとした疑問点。
ミニスカベアトと邂逅した時の楼座の反応、おかしくありません?
だって、EP3で明かされた自身の過去話で死んだ姿を目撃してるんでしょう?
死んだはずの人を見た時の反応としては、やけにあっさり感がありますな。
考えられる可能性としては、ミニスカベアトとの遭遇シーンが幻想描写か楼座の過去話自体が嘘か。
前者の可能性が濃厚ではあるけど、オツムの弱い私には論破出来そうにない…
真里亞ちゃんに手紙を渡したりしたのが仮に楼座だと仮定したとしても、
後で霧江さんがミニスカベアトの姿を目撃してるわけだし…
ミニスカベアトが楼座達と出会わずにそのまま屋敷に行ったとしたら納得できるかもしれないけど、
あのだだっ広い庭園で真里亞ちゃんと楼座に会わずに屋敷に入れるとも思えん。
第一、肖像画がドレスベアトからミニスカベアトに変わってるしね。
それかもしくは、楼座がミニスカベアトが幼少期にあった人間ベアトではないと知っていたか。
「ベアトリーチェに会った!」と真里亞ちゃんに思い込ませるために、楼座が策謀を巡らせたのかもしれない。
源治さん・霧江さんが協力者であれば、可能かな。
2人が虚偽の発言をしてくれれば、ミニスカベアトの信憑性が高くなるし。
真里亞ちゃんがミニスカベアトをベアトリーチェだと思えば、それは“事実”になるんだろう。
1巻で紗音が話してたのと同様の原理ですな(´ω`)
真里亞ちゃんにそう思わせようとした理由は…
うーん、“真里亞ちゃんを喜ばせるため”だったら面白いよね。
ほら、「愛がなければ視えない」ってやつさ!(何
そうだったら面白いというか、そうあって欲しいのかな(^-^;)
でもそうすると、「誰がベアトの変装をしていたのか?」が疑問になったりする。
髪の色を考慮すると、楼座かジェシなんだよね。
楼座と真里亞ちゃんの、中庭での和解が真実だと思いたい私としては、
ジェシの変装だと思いたくてたまらない。
しかし、身長が…(^-^;)
普通に考えて、もっと大人っぽくないとたとえ真里亞でも100%信じないだろう……ジェシに失礼だけど(ぁ
とりあえず保留にして、次の巻まで黙っておこうかなぁ。
最後に、どうでもいいことだけれど。
家具の方々にとって、優先順位は右代宮当主の証を持つ者の命令>>>(超えられない壁)>>>夏妃・蔵臼夫妻の命令だと私は思ってます。
要するに当主の証を手にすれば、使える駒が増えるわけですね。
“家具”という概念がこの物語において、どれほどの影響を与えるかは謎ですが。
2010/06/19 Sat. 21:34 edit
Category: .書籍物の感想 漫画
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