『あまんちゅ! 4巻』について

最近全然マンガ読んでないじゃん!という事で、何ヶ月か前に買ってそれっきりだった『あまんちゅ!』の第4巻の感想でも。
ダイビング部のみんなで「だるまさんがころんだ」をやる話から、てこの友達である茜ちゃんとちずるちゃんが伊豆に遊びにやってきて帰っていく話までが収録されてます。
※ネタバレがございますので、まだ読んでないって方は気を付けてくださいね
夏真っ盛り。
テストがあって、終業式があって、そして夏休みになって。
てこ達がとってもとっても暑い中「だるまさんがころんだ」をやっていたり、てこの友達が伊豆に遊びにやってきたところを見た時は
「あぁ、そういえばこんな話もあったなぁ」と懐かしい気分になったりならなかったり。
いつもながら、この作品のキャラクターたちは皆が皆とっても生き生きとしていて、そして最後にはちょっぴりしみじみとした気分にさせてくれますよねぇ。
第22話「選択」で迷いがなくて羨ましがる姉ちゃん先輩に対してぴかりが言った一言「どうしようって迷ってたら……それは今に満足してない証拠なんですよ たぶん」がこの4巻の中では1番印象に残った一言だったなぁ。
こっちにしようか、いやあっちにしようかって迷う事はよくあるけど、どうして迷うんだろう?なんて考えた事すらなかったから、なるほどそういう考え方もあるんだなぁとうんうん納得してしまいました。
確かに現状が満足していたら、「この選択が正しい!」って初めから信じていたら、迷う事なんてまず起きませんよね。
どこか心のどこかに引っかかってる部分があったり、不安な部分があったりするから人は迷うものなんだと思います、多分。
でも、その後に同じくぴかりが言っていたように、「迷う事はいい事」なんですよね。
あっちにすればよかったって後悔する事になる結果になる可能性だって十分あるけど、それと同じぐらい自分を満足させられる可能性に溢れてるわけで。
どちらに転ぶにせよ、「迷う」って行為の中には現状の自分を変えるチャンスが眠ってるんです。
それに、迷ってあーでもないこーでもないとあれこれ考えてる時って、とっても楽しいのよね!
迷う事によって楽しさが味わえるだけでも、迷うのって有意義な事なんだなぁ……と、てこや姉ちゃん先輩にうれしそうに語るぴかりを見ながらぼんやりと考えてました(´ω`)
もちろん、迷う云々の話だけじゃなくて夏休みがきて何も予定が埋まってない事を不安がるてこに対してぴかりが「何も決まってない 何をしたっていい その気になればどこへだって、どこまでだって行ける」って励ましてくれたり
天野こずえさんお得意の美麗な風景、この巻で言えば海中から見た広く澄み渡った青空を見られる話もまたよろし。
この巻でも時折クスッと笑いながら、微笑ましく感じながら楽しく読ませていただきましたよ(´∇`)
てこやぴかりたちが、この作品の温かく包み込んでくれるような雰囲気がやっぱり大好きですね~!
最近になって天野こずえさんが産休を終えてようやくいつもの連載体勢に戻ったばかりなので、5巻はまだまだ当分先の話なんでしょうが
次の巻も大変楽しみですっ!
2012/08/03 Fri. 21:08 edit
Category: .書籍物の感想 漫画
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