惑星観測所の記録

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『Another』文庫版(下)を読んでた 

Another下

「館シリーズ」で有名な綾辻行人さんによる本格ホラー&ミステリー小説、『Another』の文庫版下巻。
あとがき、解説合わせて369ページ。


※ネタバレが含まれてますので、まだ読んでないという方は気を付けてくださいね






はい、早速Anotherの下巻の感想です。
え?昨日上巻の感想を書いたのにもう下巻の感想を書いてるのかって?
うん、実は今日になって電車の中やら余暇やらを利用して一気に読了しちゃったんだよね、残念な事に(何
下巻はね、水曜に買ったんですよ。
いつもの私なら買った小説は1週間ぐらいかけて、じっくりと読んでいくタイプなんですが……数時間でサクサクッと読んじゃった♪←
内容的に薄っぺらいという意味では決してなく、のめり込んでしまったという意味なのであしからず。


ストーリーの展開は、上巻と同様アニメ版とほぼ同じ。
「災厄」を止める方法が発覚するタイミングも唯一「災厄」が途中で止まった年に行った場所へ合宿へ行くのも、そこで酷い惨劇に見舞われるのも……そして、今年の<死者>の正体も同じ。
でもそれでも、惹きつけられて一気に読んでしまったというのはそれだけこの作品に魅力的な部分がたくさん詰まってる事に他ならないと思うのです。
映像媒体が視覚的な効果に優れているのなら、文字媒体はやはり登場人物の細やかな心理描写を描くのに利を持っているわけで。
上巻と同様、引き続き恒一くんの一人称で話が進んでいってましたが、<死者>の正体を目の当たりにした時のあの恒一くんの葛藤する様といったら……<死者>を死に還す事で周りの人の記憶からは、ゆくゆくは恒一くん自身の記憶の中からも存在が抹消されるわけですけど、確かにあの瞬間はハッキリと覚えているんですよね。
自分が、母の面影の感じる大切な人をこの手で亡き者にしたという事を。
元々死んでる人物なのは事実なのですけど、恒一くんにとってはそんなのは栓無き事。
あまり深くは描写されてませんが、夜見山に来てから一緒に過ごしたあの月日はとても忘れられるものじゃないんだと思うんですよね。
たとえ忘れてしまう定めにあったとしても、忘れたくない大切な人。
アニメ版の時はそうは感じなかったけど、もしかしたらこの小説はその人を忘れたくがないがために恒一くん自身が書き記したものだったのかな……と、エピローグのラストシーンでちょこっとだけ感じました。
話の流れが分かっていても三神先生の正体に驚かされてしまうのは、伏線の張り方や叙述トリックが上手いがゆえなんだろうなぁ。
じわりじわりと恐怖が忍び寄ってくる前半部分と、「災厄」が始まってからノンストップで惨劇が続いていく事によって恐怖を掻き立てる後半部分。
このギャップもこの作品の魅力的な部分の1つなのかな、と感じさせてくれる作品でございました…

ちなみに、アカザーこと赤沢さんは下巻になってもほとんど空気でした(ぁ
唯一大舞台に出てきたシーンと言えば、合宿先で一言物申す!みたいな感じで鳴ちゃんに「『いない者』をまっとうしてくれなかったから『災厄』が始まってしまったんだから」と謝罪を求めるところかな。
アニメ版みたいに過去に恒一くんに会ってたっぽいシーンもモチロンありませんし、どうして彼女が対策係としてやる気満々だったのかも描写されてません。
知らず知らずのうちに、例の合宿先の管理人さんの凶行によって転落し頸骨を折ってお亡くなりになってましたw
思えば、アニメ版と違って原作ってホントに必要最低限の描写しかされてないんですよね。
あくまでも恒一くんと鳴ちゃんを中心にして物語が構成されていて、他のクラスメイト・登場人物に関する事は徹底的にそぎ落とされている印象を受けます。
変に情報を与える事で、タネ明かし前に<死者>が読者に特定されるのを避けたかったのかな……と何となく思いました(´ω`)

どちらがよくてどちらがダメか、なんてのは私の口からは申し上げません。
原作はモチロン1度は読んで損しないほど興味を駆り立てられる内容ですし、この原作をあそこまで忠実に再現しておられるアニメ版もまた素晴らしいと思います。
もしよろしければ、文庫サイズの方でもいいので1度読んでみてはいかがでしょうか。
恒一くんのまた違った一面が見られる……かも?

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2012/10/19 Fri. 20:48  edit

Category: .書籍物の感想 小説

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