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惑星観測所の記録

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ヨルムンガンド PERFECT ORDER #15「Dance with Undershaft phase.2」 




湿っぽくさせてくれるEDの後のあの踊り……決して笑いませんよ、私は!(何




今回はヘックスによるヨナ殺害の計画が白昼堂々実行される話。
全体的に、やけにアッサリとした話だったような気がします。
でもまぁ、観終わった後にぼんやりと考えてみると、多分これでよかったんだろうなって思えてきますね~。
この作品には多分、深く悲しませるような演出はいらないでしょうから…
心の奥底でほんのヒトカケラ残っていさえすれば、それでいいんだと思います。
大きなターニングポイントとなる話だったんでしょうけど、それでいてアッサリとした話。
もうちょっと戦闘部分、特にアールがバンバン撃ってるところに迫力感というか緊張した雰囲気があれば更によかったと思うんですけど、まぁその辺は別にいいかな(´ω`)
ルツとレームのスナイピングについては、相変わらずというかさすがというかw
レームの方なんて、あんな体勢からよくもまぁ的確にはるか遠方のスナイパーにヘッドショットを決められますわ…w
やっぱりこいつらには理屈は通用しないんだなーと、改めて実感しました(ぁ


ココに自分の素性を明かし、どうせバレるならヘックスを始末して部隊からトンズラこいてやる!みたいな事を言ってたアール。
彼は事前にヘックスの率いる部隊の人数もブックマンから教えてもらってましたし、スナイパーがいるって事も予想してたわけで…
自分が最終的にどうなるか、ホントのところは理解してたんじゃないかな~って思うんですよね。
あんな戦況の中生きて帰る事ができたら、それこそ天文学的確率を乗り越えでもしない限り不可能だと思います。
それでもココとヨナを命を懸けて護ろうとしたのは、ヨナを失う事でココが壊れてしまうのを防ぎたかったんでしょうね。
ココがヨナを部隊に引き入れたのは、ヨナの存在をリミッターとする事で自分に足かせをはめるため。
とんでもない計画へ進む道にヨナという存在を挟み込む事で、失った瞬間に武器承認だの企てだの全てをかなぐり捨てて突き進む道を作るため…
そんな事一瞬たりとも考えた事がなかったので、アールの見解には終始「なるほどなるほど」って言いながら観てましたw
足かせ……ふむふむ、言われてみれば確かにそうなのかもしれませんね~。
ヨナがいるから、ココは今でも人としてあり続けられているのかもしれないって事なのかな。
単にヨナにご執心ってわけじゃなくて、もっと大きな……自らの人間性を変容させてしまうほどヨナを可愛がってるって事か(ぇ
おそらく、親が他ならぬ武器商人の武器によって殺されたというヨナの背景もココが彼をアールの言うように「かせ」として部隊に引き入れた事に関係してるんだろうなぁ。
という事はつまり、ココの実行しようとしている「世界平和」の計画は並一通りの人たちが考えるような生易しいものじゃないって事なんだろうね。
多くの人が血を流す事で初めて実現する計画、なのかもしれません。

それにしても、アールがスパイだと分かった時のココの表情と言ったら……あぁうん、彼の言う通りココは鉄の仮面をかぶってるだけで中身は年相応の女の子なんだなぁって思っちゃいましたよ。
「スパイでもいい、みんなにも言わないから」とアールを引きとめようと狼狽するココからは普段の余裕たっぷりな雰囲気は一切感じられなくて…
でも違和感をさほど感じないのは、きっと前回の話で弱々しいココの姿を観ていたからなんじゃないかなぁと思っていたりします。
白黒にした演出がいかにもココの頭の中を描写しているかのようで、とってもよかったと思いますよ!
その後のHCLI社の力を存分に使ってヘックスの潜伏場所に大型爆撃機を送らせてサクッと抹殺したところは……明らかにアールの敵討ちでしたよねw
冗談めかした事を言いつつも、アールの墓標にお酒を送る時に一筋の涙がココの頬をつたったシーンがちょっぴり印象的でした(´∇`)
アールを失った事で、ココはまた一つ成長したんだと思います。
亡きアールの想いを無駄にしないためにも、何としてでも大いなる計画を実現せねばとココは改めて意気込んだんでしょうね。
最後までキラリと光る笑顔の似合う、ナイスガイでした……アール、あの世でまたココと再会してそっと見守ってくれたらいいなぁ。







そんなわけで、第15話でした。
人1人いなくなったのに、こんなにも悲しみが薄いのは久しぶりだと思います(何
アール、ホントに亡くなっちゃったんだなぁ……演出的にもアッサリしていたせいか、まだ実感が湧いてきませんよ。 
「彼の死」そのものよりも、「彼が死んだその後」の方が重要だからやけにアッサリした演出にしたんだろうな。
あまり出番の多いキャラクターではありませんでしたけど、というかここ数羽しかこれといった出演はありませんでしたけど、ココの事を本当に気にかけているんだなって事がよく分かるいい奴だったと思います。
仕事よりも女を取った、って言えなくもないから、さすがと言えばさすがなのかな…w

次回はヨナの過去をフィーチャーした話っぽいので、彼とキャスパーがどんな様相を見せてくれるのか楽しみですね!



次回「キャスパーとヨナ」




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2012/10/24 Wed. 12:55  edit

Category: .2012年の作品 ヨルムンガンド PERFECT ORDER【終】

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