惑星観測所の記録

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『魔法使いの夜』、終わりました 




発売日に予約購入して以来、長い間眠らせ続けてきた『魔法使いの夜』を今日になってようやく読了。
感じた事をつらつらと、とりとめもなく書き記していこうと思う。
以下、追記にて。






ふと思い返してみると、この作品に心惹かれたのは公式サイトでも流れている本作品のメインテーマソングがあったからなんじゃないかと思えてくる。
一回聴いただけで「あぁ、これは欲しいな」と思えてくるほど心地よい響きをもたらしてくれるもので、あらすじを読んでも「これは是が非でも買わなければならない」と感じさせてくれるほどのもので…
気付いたら、柄にもなく発売前に予約してしまったわけで。
でも、届いたはいいけどパッケージを眺めるだけで結局PCの中にインストールする事さえせず、気付いたら1年が経過していて。
「いい加減やらないとなぁ」なんて思い、インストールして読み始めたのが今年の4月5月頃だったような気がする。
アニメ『Fate/Zero』を除けば型月さんに関わる作品など一切触れた事のなかった私なものだから、魔術だの魔法だの頭を悩ませる事柄をつれつれと話されてもてんで分からない。
それでもこうして最後まで読む事が出来たのは、この作品に登場する登場人物の1人1人の息遣い・生き方考え方、そして彼ら彼女らの織り成す普通の人間とは少し変わった人間ドラマに多大なる魅力を感じていたからなんだろうね。

「魔術」とはこの世界において起こり得る現象をその過程を尽くショートカットして体現する事のできるもので、その秘匿性ゆえに魔力を持ち、決して一般の人々に知られてはいけない代物。
もし知られようものならその人を始末するか、決して口を割らないような状態にするしかない代物。
それに対して「魔法」とは魔術と性質が全く異なり、この世界の物理法則では到底説明できないような、この世界では絶対に出来ないような事を体現せしめてしまう代物。
青子が草十郎に説明していた「魔術」と「魔法」の違いを読んでいても私にはよく分からないというか、そもそも初めから真剣に理解しようとはしていなかったような気がする。
というか、多分理解しようとしても私には理解できなかっただろうから、深く考えたりあれこれ考察するのを早々に止めて1つの作品として楽しむ事にした。

ミラーハウスでの人形戦、遊園地での青子&草十郎と有珠との本気のぶつかり合い、青子の姉・橙子さんとの対決。
そのどの部分を読んでも、魔術云々に関する部分は想像が大変しづらかったけど魅力的に映って、やっぱり魔術師という輩は普通の人間とは一線を画す存在なんだなとしみじみ感じ入ったんだと思う。
本来魔術師同士の戦いには関わるはずのない、関わってはならない存在である魔術の「ま」の字も知らないような人間が関わる事によって、話はこんなにもややこしく……もとい、色鮮やかに変わっていくものなんだなぁと。
そして、その人が関わる事によって人1人2人の人に対する考え方・物の考え方・価値観を変えてしまうものなんだなぁと感じた。
その件の人物である静稀草十郎、本当に変わった人物でいつまで経っても飽きさせてくれない人間性を持っていたのよね。
誰よりも誠実で、誰よりも律儀で、誰よりも分かっていないように見えて人間の根っこの根っこの方にある大事なものを理解している奴。
「人殺しは、いけない事だ」
そんな彼の一言は道徳観に基づいた善悪の話ではなく、今はもう戻る事さえ出来ない山奥での実体験を通した重く実感のこもった一言で。
あの一言がすっと胸の中に浸透していくというのも、彼の人間性があっての事なんだと思う。
そんな彼を最初は毛嫌いしていた青子や有珠が彼と生活を共にしていくうちに段々と心変わりしていき、最終的には忘却のルーンを用いて自分たちとの事を忘れさせようとするのを取りやめてしまったのは、ある意味当然と言えば当然の成り行きだったのかもしれない。
でもその顛末を知ったらやっぱり嬉しく感じたし、本当に良かったと安堵する自分がいて。
それぐらい3人のやり取りが読んでいて楽しくって、彼ら彼女らのドタバタしてるけどちょっぴり微笑ましい生活をいつまでも読んでいたいと思っているんだろう、きっと。





全13章+ちょっとしたエピローグ付きの、丘の上のお屋敷に住む魔女と魔術師見習いと山奥からやって来た異邦人との非日常とちょっぴり日常が折り重なった数週間数ヶ月を描いた作品。
型月さん作品はおろかPCでノベルゲームを読むのも初めてでしたので、私の中では非常に充実したボリュームになっていたような気がします。
これで不満に思っている、というか不完全燃焼な気持ちを抱いているというのは、多分この作品が全3部作のうちの第1部という中途半端なところで終わってるからなんでしょうね。
次に彼ら彼女らに会えるのは一体いつになるでしょうか……多分数年後なんだろうな、なんて思いつつ早く続きが読みたい気持ちが膨らんできます。
主に戦闘描写の部分で想像しづらくて辛かったけど、小説を読むのが好きな者としてはたまらない魅力の詰まった作品でした。
いつかまた会うその日まで、多分忘れてしまうだろうけどこっそり待ち続ける事にします。
楽しかったです、ありがとう。
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2013/07/21 Sun. 22:19  edit

Category: 日記

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