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惑星観測所の記録

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劇場版『空の境界』テレビ放送版 第八話「殺人考察(後)Ⅰ」 




な、なんかでてきたー!時空をゆがめてなんかでてきたー!(何







今回は4年前に世間を賑わしていた連続通り魔殺人事件が再び巻き起こる話。
依然としてその犯人、もとい「殺人鬼」が式である可能性はそれなりにあるものの実際のところはどうなのか不明であり、黒桐君は彼女の事を気にしているといった状況でしょうか。
正確な殺害時刻は分からないけど事件が起きた頃の式にはアリバイがなく、客観的に見ればその疑いを晴らす事が出来る材料はなし。
それでも「彼女が人を殺せるはずがない」と以前と同様に式の事を信じ抜こうとする黒桐君の姿勢には、ただただ驚嘆するばかりです。
…でもホント、橙子さんの言う通りそんなに式の事が心配なら四六時中傍にいてやれb(ry
甘い物は苦手と一度は黒桐君の買ってきたコーヒーをいらないと突っぱねておきながら、「やっぱり少し飲む」と黒桐君の飲みかけコーヒーに口を付ける式にニヤニヤ!(ぇ
そんな最序盤のキャッキャウフフなシーンも嵐の前の静けさだったかのように、それ以降はひたすら暗い影を落とすシーンが続いておられましたねー。

ニュース番組のキャスターが殺人班を「殺人鬼」だと名称した事に異論を唱えていた黒桐君に反対意見を述べ、「人は一生に1人しか殺せない」との言葉をかけた式が少し気になりましたねー。
一生に1人しか殺せない、一体どういう事なのでしょうか。
もしかしたら、その1人とは「自分」の事?と聞いた瞬間は感じていたんですけど、「人は一度人を殺すと2人殺すも3人殺すも精神的には全て同じ事になる」みたいな事をどこかで聞いた覚えがあります。
なんか違う気もしますけど、要は本当の意味での「殺人」は最初の1人を殺した時だけで、それ以降の「殺人」は殺した側がその人によって殺された人を「人」と認識していないとかなんとか…
「『殺人』と『殺戮』は違うんだよ」と式が黒桐君に言っていたのも、そういう意味を含んでの事なのかなぁと何となく思ってます。
「殺戮」はちょっと調べてみると、字義的には「むごたらしく人を殺す事」と書かれていましたが、そこには人だと思って殺してるかそうでないかの違いがあるのかも…?
2人目以降は罪の意識が希薄になる、って話もどこかしらで聞いた事ありますしね。
まぁもっとも、式が「一人=自分」という意味か「本当の意味での『殺人』は1人目だけ」という意味か、そのどちら意味で「一生に一人しか殺せない」って言葉を使ったのかは分からないのですが…


ちなみに、数年前の連続通り魔殺人事件が起きていた頃の回想シーンで黒桐君に殺人衝動を向け短刀を振り下ろさんばかりの状態にあった織の前に突如として大男が現れたシーンについては、彼が一体何を言ってるのかさっぱりでした(ぁ
確か、あの人前の章……『伽藍の洞』だっけ、あの章のラストにも登場してた方ですよね?
なんだっけ、ふじのんや巫条霧絵に能力?を授けた人物で荒谷宗蓮って名前の方でしたよね。
生存のための殺人だとか、まだあれを壊す時期ではないとか、正直何が何だかよく分からなく…w
しかもこの人が本格的に登場する章って、放送されないんですよね……このままだと「え?なにこいつ?」って印象のまま終わっていきそうな雰囲気がw
一瞬だけチラッと映った、その宗蓮って人が何やらやられてそうだったシーンも頭に「?」が浮かんでましたし……この章、一筋縄ではいかなさそうです。
前編とは打って変わって、ややこしい話になっていくのでしょうか…w



次回「殺人考察(後)Ⅱ」




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2013/09/01 Sun. 18:39  edit

Category: .2013年の作品 劇場版「空の境界」テレビ放送版【終】

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コメント

荒耶宗蓮は、この時点ですでに倒されています。 回想での彼の発言は、視聴者が彼の目的を知ってることが前提なので、理解できなくて当然ですよ。
一言でいうと、荒耶宗蓮は式の体を利用して根源の渦に到達して人間を滅ぼそうとしてたんです。 単純に式を倒すために藤乃や霧絵に能力を与えたわけじゃないんですよ。 式の体で根源に至るには相応の準備が必要だったので。だからあの時点で式に精神崩壊してもらっては困るということです。
つまり4年前の連続殺人事件にも、彼は関わっているということでもあります。

それと式は4年前の織の記憶の一部と事故当時の記憶を失っていましたが、その記憶をすでに取り戻しています。 だから当時を回想できたんですね。
荒耶との決着の後、ある魔術師によって強引に記憶を回復されました。 式としては織の記憶(主に黒桐くん関連)はともかく、黒桐くんを殺しかけた黒歴史の記憶などいらなかったんですけどね。

ちなみにその魔術師は、黒桐くんの妹の鮮花の通うお嬢様学園、礼園女学院で、ある事件を起こしており、序盤で式が言っていた「礼園の事件」とは、それのことです。

さすらいの名無 #- | URL | 2013/09/04 21:59 | edit

>さすらいの名無さん

おはようございますー。


何でしたっけ、確かこの章って終盤に相当する部分なんでしたよね。
4年前の事件にも関わってたって事は、文字通り黒幕とやらはこの荒谷宗蓮というガタイのいい魔術師さんなのですねー。
あらゆる騒動を裏で人を引いていた黒幕さんと激突する章が観られないというのは何ともまぁちょっぴり味気ない気分にもなりますが、残り話数の関係上致し方ないんだろうなと思う事にします。
『殺人考察』の章は、これだけ話数をかけてようやくそれとなく理解できる章なんだろうなぁ。
やはり、購入するなり借りるなりして抜けた章をいつか補完せねば…!

>それと式は4年前の織の記憶の一部と事故当時の記憶を失っていましたが、その記憶をすでに取り戻しています

あーそうか、そういえば式は識の記憶や事故当時の記憶を失った状態で目を覚ましたんでしたっけ。すっかり忘れてましたw
失われた記憶を取り戻したという事が式にとってプラスとなったのかマイナスとなったのかは分かりませんけど、少なくとも悪い事ではないんでしょうね。
抜け落ちた記憶を取り戻すという事は、その時歩んできた自らの軌跡を取り戻すという事でしょうから…


やっぱり魔術師ってみんな「根源の渦」に到達する事を悲願としてるんだなぁ、としみじみ感じてました(´ω`)
ではではー。

Plutor #Oj.PUqxM | URL | 2013/09/09 08:52 | edit

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