劇場版『空の境界』テレビ放送版 第十話「殺人考察(後)Ⅱ」
うわああああ!た、たべてるうううう!(何
今回は連続殺人事件の犯人?が判明する話。
今回の話、今まで以上に映画チックというかカメラワークが臨場感あってよかったですねー。
特に黒桐君が路地裏に行くシーンでそう感じたんですけど、闇の世界というか裏世界というか、通りに入った路地の裏には別の世界がある事をあの暗闇と闇に潜む売人さんたちとが表現しているような印象を受けました。
連続殺人事件との関連が垣間見えるドラッグの情報を手に入れるためとは言え、実際にそれを購入し服用してしまう黒桐君はスゴイなぁと。
足取りを追うためには自らを犠牲にせねばならないという事なのでしょうか、こういった事件に対する真っ直ぐな姿勢はお父さん譲りなんでしょうかね?w
この親あってこの子あり、と言えなくもないんだろうな、きっと。
連続殺人事件の犯人は、表面的には依然として着物の女性(=式?)が有力視されているという警察の見解。
今回の後半になってようやく悟りましたが、式も式で犯人というか殺人鬼さんを追っていたんですね(´ω`)
彼女が犯人とは初めから思ってはいませんでしたが、完全に行方をくらませている真意がイマイチ掴み切れなかったもので…
なるほど、単独で殺人鬼さんを追ってたわけか。なるほどなるほど、納得いたしました。
え?何で黒桐君は売人の女性からそんなにもドラッグの事を詳しく聞いてるの?
というか、大麻・LSD>カクテル>ブラッドチップの順に依存性・中毒性の高いドラッグでそのブラッドチップは写真で見かけた切手状のドラッグと同じもので、子供にしか売られないという事が明かされて
それが連続殺人事件とどう絡んでくるの?
と、黒桐君が探ってるシーンを観てる時はちょっぴり頭を悩ませていたんですが、要はこのブラッドチップとやらの常習犯が連続殺人事件の被害者って事なのかな?
そして、売人の女性から元締めの名前を聞いた時の黒桐君のあの驚きようと、式の「知ってる……知ってるぞ、お前は」という発言から察するに、元締め=殺人鬼さん=黒桐君と式の見知った人って事っぽい雰囲気がありますね。
黒桐君の驚くシーンのすぐ後に黒桐君のお父さんが何やら暗い影を落としてたので、「ま、まさか…!?」と思わず疑っちゃいましたw
犯行の流れとしては、この元締めであり殺人鬼さんは麻薬常習犯にブラッドチップを与え、それなしでは生きていけないような中毒状態にさせて自分に抗えないような状況にした上で事に及んでいた……のかな?
遺体をムシャムシャとeatingしてる姿を観て、「うわぁ…」と見てはいけないものを見てしまった時の心境になると共に死体がバラバラになってる理由が分かってしまいました(ぁ
この殺人鬼さんは目の色も普通と異なってましたし、死徒だとかグールといったその辺の話と関連性を持たせる事が出来るのかな?
はっきりとした意思も人間性も見られますし、可能性としてはこの人は前者に相当するんでしょうかね。
あの超人的な身体能力も、単なる人間ではない事を暗示させてるんだろうなぁ。
保志さんの狂気じみたクレイジーな演技、ステキでございましたw
保志さんって、ああいう頭のネジが何本も外れちまってる輩を演じるの上手ですよね(何
はてさて、殺人鬼さんは式を以前のような鋭く研ぎ澄まされた何人も寄せ付けない雰囲気を持った頃に戻そうとするために黒桐君を手に掛けようとニオわせておりましたが…
それを聞いてからの式の豹変っぷりがちょっぴり面白かったですねw
次回はこの殺人鬼さんの素性がもう少し明らかになってくるのかな?
残り話数もあと僅かでしょうけど、次回もドキドキワクワクして観ていけるといいですねー。
次回「殺人考察(後)Ⅲ」


クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
2013/09/09 Mon. 09:31 edit
Category: .2013年の作品 劇場版「空の境界」テレビ放送版【終】
« ファンタジスタドール #9「かがみかみかみ? まぎれる気持ち」
まとめて簡易感想(9月第1週) »
コメント
あの刑事さんは黒桐くんのお父さんではありませんよ。 叔父さんです。 一緒に住んでるわけでもありません。 事件のことで話を聞きに来ただけです。
叔父さんと橙子さんが知り合いというのは、黒桐くんもつい最近知ったことです。
そして事件の足取りを追うために実際に薬を服用するなどという真似は刑事さんでもやりません。(どんな副作用があるかもわからない!)
これも黒桐くんの「普通じゃない」ところです。
式がらみの事件だからということもあるでしょうけど。
ちなみに黒桐くんが麻薬に詳しいのは、学生時代に親しくしていた薬屋の息子である先輩が色々と教えてくれたからです。
その先輩は「殺人考察(前)」に少しだけ登場しています。
式は織の記憶を取り戻しているので、自分(織)が連続殺人犯でないと知っていましたが、それでも本当に自分以外に殺人鬼がいるのか確かめたかったんですね。
真犯人が薬をばらまいてる理由については、そのうち本人が語ってくれます。
犯人は死徒やグールではありません。 それなら同類を増やしたければ、吸血して眷属にすればいい話ですからね。
彼は荒耶 宗蓮の置き土産です。
病院の話のラストで、霧絵や藤乃と同じように、彼も荒耶 宗蓮と接触しています。
さすらいの名無 #- | URL | 2013/09/10 12:54 | edit
いつから父親と錯覚していた?
コクトーは橙子さんの事務所で働くために大学を中退した際、父親と大喧嘩をして勘当同然の身です。
だから橙子さんが給料を延滞したら、家族ではなく友人頼りになるわけですね。
コクトーが自分で麻薬を服用したのは、「すごい」で済まていいことじゃないと思います。
いくら量を調節したところで、一歩間違えれば禁断症状を起こし、自分が薬物中毒になる危険性だってあったのに、ためらわないとか・・・
真っ直ぐも度が過ぎるとかえって歪になるという見本ですね。
正直、原作を読んだ時、コクトーが怖くなりました。
通りすがり #- | URL | 2013/09/10 18:56 | edit
黒桐の父親は、殺人考察(前)で、黒桐が死体を発見して警察に事情聴衆を受けた時に登場したメガネのおっさんの方ですよ
名無し #- | URL | 2013/09/12 17:59 | edit
>さすらいの名無さん
こんにちはー。
他の方も触れてくれておりましたが、そうだったんだんですねww
やけに親しかったし2人の年齢というか老け具合からして親子なんだろうなーって勝手に解釈してましたw
ははーん、叔父さんだったのね…
黒桐君が殺人事件との関連性を見出すために危険を省みず麻薬を服用した事については、おそらくというかほぼ確実に「普通」の人だったらやらない事なんだろうなぁと思い返してみて感じていたりします。
好きな人、大切な人のためだったらたとえ火の中水の中!を地で行く人間があの黒桐幹也という少年なんでしょうねー。
いやー、ホントに。本当に、すごい。
私なんかじゃ到底マネできる事じゃありませぬ。
先輩については、前編の方で柔道部か何かだったと思うんですが、黒桐君と親しげに話してる方が確かいたよなぁと頭の片隅で記憶している程度なんですよねぇ。
原作やカットなしの後編だったら、その方が登場して黒桐君に麻薬云々の事を教えてくれてたのかな…?
それで、真犯人さんもバックには例の荒谷宗連が絡んでおられると。
こうも彼の名前が何度も出てくると、彼が断片的にしか見る事の出来ないのがちっとばかし勿体ないですねー。
やっぱりというか、これまた尺的な問題なので致し方ない事ではあるのですけど。
これは私に借りるなり原作を読むなりしろという事なのか…!
ではではー。
Plutor #Oj.PUqxM | URL | 2013/09/15 14:51 | edit
>通りすがりさん
こんにちはー。
>いつから父親と錯覚していた?
マジでその通りだったZE!ハッハッハ!
いやぁ、あまりにも親しげに話してたので、てっきり親子なんだろうなと思っておりました…w
言われてみれば確かにそうですね、何も父親じゃなくっても親類って可能性は大いに有り得ましたね…w
そして黒桐君、大学を中退して燈子さんの事務所で働いておられたのですね(´ω`)
なるほど、それなら親と大喧嘩になるのも納得ですし、息子と大喧嘩した父親があぁも親しげに話せるわけがないですねw
黒桐君が麻薬を服用したシーンを思い返してみましたが、少なくとも「普通」の人だったらまず間違いなくやらない事なんですよね。
たとえ万が一、学校などで麻薬に関する知識を得ていなかったとしても、日常生活のどこかで「麻薬は危ないもの、服用してはいけないもの」という知識を得ているはずですから。
他の方がおっしゃられてましたが、式に関わる事件だったってのが黒桐君にそうさせた原動力のかなりの部分を占めているんだろうなぁと思ってます。
死ぬのは怖いからさすがに無理だけれど、そうならないレベルであれば黒桐君は式のためだったら何でも出来てしまうんでしょうかね…?w
ではではー。
Plutor #Oj.PUqxM | URL | 2013/09/15 15:00 | edit
>名無しさん
こんにちはですー。
め、メガネのおっさん…?
そんな人いたっけ……と以前の話をチェックし直してみましたが、確かにメガネの人が意気消沈してる黒桐君の隣にいましたね(何
何事もなかったかのように完全にスルーして先に進んでましたけど、言われてみれば確かに黒桐君とパトカーに同乗してる人が黒桐君となんら関係のない人のはずがありませんよねぇ。
この時の黒桐君は未成年なわけですし、普通に考えたら両親か保護者にあたる人が付き添ってると考えるのが妥当ですよねぇ。
いやはや、勝手な思い込みって怖いですわ。
教えてくださってありがとーございます(´ω`)
ではではー。
Plutor #Oj.PUqxM | URL | 2013/09/15 15:08 | edit
トラックバック
トラックバックURL
→http://plutor.blog83.fc2.com/tb.php/1895-6c2eb1bc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| h o m e |