凪のあすから 第一話「海と大地のまんなかに」
好きな子には!ちょっぴり乱暴に!振舞っちゃうんです!(何
私の中における10月期新番組の第2弾は『true tears』や『花咲くいろは』『TARI TARI』などを手掛けたアニメ制作会社、P.A.WORKSさんとアスキー・メディアワークスさんによるコラボレーション企画作品!
海に住む人々と陸に住む人々との交流(?)を描いていく作品になりそうな感じで、PVを観ていて面白そうな雰囲気を感じたので試しに1話を観てみたわけなのですがー。
話の内容云々よりも、第一印象は「海のお魚さん、キレイだなー」でした(何
お魚さんが縦横無尽に泳ぎ回ってる真横で人間たちも同じように動き回り生活している……そんなワンシーンを観ただけで、何とも言えないワクワク感が湧き起っておりました(´∇`)
やっぱり海の世界なだけあってスイスイーっと泳ぐ事も出来るみたいで、まるで超能力でも使ってるかのようでいいなーいいなーと羨ましがってましたw
実際に海の中で生活できたらこんな感じなんだろうなぁと、住む事など出来ないであろう世界に思いを馳せるような心地になってましたねー。
「エノ」(と私は聞こえましたが、実際は何と言ってたのでしょうか)とかいう薄い膜が身体の表面を覆う事で地上でもある程度の時間は生活できる、という設定もなかなかに面白かったんじゃないかなぁと思ってます。
海を捨てて陸で生きるようになった人間が海ではもう生きられないように、海で生きている人間もまた陸で無条件に生き続けられるわけじゃないってところがいいですね。
その膜がパリパリと剥がれるにつれて息苦しくなってくるようで、塩分を含んだ水に浸かる事でその膜が再生するってところも面白い。
予想以上に設定が緻密に練られていて、ほえーほえーと素直に感心してましたよw
それで、海の世界で暮らしていた先島光・向井戸まなか・比良平ちさき・伊佐木要の4人が波路中学の廃校により地上にある美濱中学校に通う事になってしまったところから話は始まるようで…
そもそも人間は元々海で住んでいて、陸に憧れた人間たちが海を捨ててそこで暮らすようになったという昔話があるわけですから、海の人間と陸の人間の仲はあまりよくないみたいなんですよね。
子供同士の間ですら魚のニオイがするだのブタくさいだの悪口を言い合うぐらいで、当然の事ながら大人の身分でもお互いに毛嫌いしているみたい。
海の大人たちが光に陸の人間はどーのこーのと悪口を言ってましたけど、ああいう大人の醜い姿を見てるとウンザリしてくるよなぁって思う。
元々同じ人間で、海で住み続けるか陸で暮らすようになったかの差しか本来は存在してないのにね。
そこには何故か大きな隔たりがあって、確執があって……海の人間は陸の人間を、陸の人間は海の人間を下に見ているという現実がある。
「格が違う!格が!」っていう一言はその最たるもので、何を以って相手を格下だと決めつけてしまうのか本当に疑問なんですよね。
でも、何だかんだ言って人間ってそういうものなんだろうなぁと、ちょっぴり物悲しくもなりながらそう感じておりました。
光たちが陸の中学校で通うようになって陸の人間と様々な関わりを経る事によって、両者のこういった思想が少しずつ変わっていくんでしょうかね…?
こういう、長年培われてきた確執ってのはなかなかそう簡単に雪解けするものじゃないけれど、そうなっていったらいいですよねぇ。
あと、光の「まなかは絶対に俺が護ってやる」オーラの空回りっぷりがなんとも言えないw
光がまなかの事をとってもとっても大切に想っていて、多分彼女の事が好きなんだろうなって事は初回を観ただけで痛いほどよく分かります。
でも、何だかまなかの話もロクに聞かないで1人で突っ走ってる感がどことなくあるんですよねぇ……青い春ですよねぇ、ホント(ぁ
うろこ様に掛けられた呪いで右膝にお魚さんがにょきっと生えちまってる姿をまなかが紡君にも平気で見せていた事を知って大きくショックを受け、紡君にジェラシーを感じてるところなんてとってもいい!←
この木原紡って子は相手が海の人間だからって毛嫌いするわけじゃないし、むしろ海で暮らす人間に興味を抱いている数少ない人間なんだろうね。
彼の父親がやっている漁の手伝いで網を引き揚げたら、網にかかっていたのはまなかだった……なんていう普通じゃ有り得ないような出会いをした2人でしたけど、次第にお互いに惹かれ合っていくようになるんだろうなぁ。
まなかは結局、紡君に助けてくれたお礼を言えずじまいだったみたいだし、早くお礼が言えたらいいなぁと切に願っております。
くそう、それもこれも全て光とか言う奴が強引に手を引っ張っていっちゃうから…!(おい
まぁ、きっと紡君としては助けたお礼を言われなかったぐらいでどうこうするわけでもないんでしょうけどw
そんなわけで、第1話でした。
この手の作品はきっちりと流れよく書ける気がしなかったので駄文染みた感じになっておりますが、初回を観た限りではなかなかに良作な印象を受けましたねー。
美麗な景色もさる事ながら、やはり視聴者を惹きつける要素はいかにして面白そう・続きが気になると感じさせるかにかかってると思います。
まなかは紡君に傾いていきそうで、それを見た光が紡君にあれこれ乱暴に振舞っていきそうで、ちさきちゃんはこっそり光に恋していそうで……と、既に波乱の様相を呈していきそうな雰囲気をビンビン感じますけどもw
次回も楽しみであります!
次回「ひやっこい薄膜」


クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
2013/10/05 Sat. 20:27 edit
Category: .2014年の作品 凪のあすから【終】
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新しい世界へ・・・ | 2013/10/05 21:37
海村の波路中学が廃校になり、光たちは地上にある美濱中学校に通うことになる。 まなかは制服を着替えに帰って遅れてしまったところを、網に捕えられて釣り上げられてしまう。 釣られた船に乗っていた木原紡に、まなかは一目惚れしてしまった…? P.A.WORKS制作のファンタジー世界のラブストーリー(?) 2クール作品なのでじっくり描かれそうですねw
空 と 夏 の 間 ... | 2013/10/05 23:01
凪のあすからの感想です。 遅くなりましたが、書かなくてはいけないと思ったので(笑)
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[新]凪のあすから 第1話 『海と大地のまんなかに』 ≪あらすじ≫ その昔、人間は皆、海に住んでいた。 でも、陸に憧れた人たちは海を捨てた。 海で暮らせるように海神様がくれた、 特別な羽衣を脱ぎ捨てて……。 海で暮らす人、陸で暮らす人、 住む場所が分かれ、考え方は相容れずとも、 元は同じ人間同士、わずかながらも交流は続き時は流れた。 海底にある海村で暮らす ...
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凪のあすから 第1話 「 海と大地のまんなかに 」 2013/10/04 ばんちょう様より拍手を頂きました。ありがとうございます。 2013/10/04 634様より拍手を頂きました。ありがとうございます。 2013/10/04 S・N様より拍手を頂きました。ありがと ...
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