凪のあすから 第二話「ひやっこい薄膜」
ボケても口元一つ緩ませないおじーさん、ステキです(何
今回は今年は「御船引き」はやらないからと学校の方で有志を集めて「おじょしさま」と呼ばれる木彫りの人形を作って似たような事をしようということになって、紡君や光たちが共同作業をする一方でちょっとした問題が浮上する話。
せっかく呪いが解けたってのに、もう一度呪いをうろこ様にかけてもらおうとするまなかには「あぁ、やっぱりな」という思いを抱かざるを得ませんね(ぁ
もう一度呪いをかけてもらって膝にお魚さんを住まわせたいと思うのは、それが紡君との唯一(?)かもしれない接点だったからで、それだけまなかが紡君に惹かれてるって事なんでしょうねー。
多分まなか自身はまだそこまで自覚してないんでしょうけど、間違いなくこれは「恋」と呼べる代物なんだと思う。
明らかに紡君に対する接し方というか反応が違うまなかを見て光はジェラシー全開なわけで、「地上の奴らが海村に関わるな」なんて事を朝一番に紡君に言い渡して睨みを利かせておりましたが…
んー、初回も感じてましたけど、やっぱり光の空回り感がなぁ。
光もまだまなかに自分が惹かれてるって事を自覚してないんでしょうかね?
意識的には、光にとってのまなかは「何が何でも自分が護ってあげないといけない存在」って事なのかなぁ。
でも、紡君に対する光の言ってる事って、もうどう見ても「まなかが奪われちゃいそうで気に食わないぜ」的な奴の言葉としか思えないんだよねぇ…w
光がまなかの事をずっと護っていたくって、紡君が悪い奴とは思えないけど何だか気に食わないってのは何となく分かります。
でも、まなかの方は紡君に歩み寄ろうとしてるんですよね。
紡君の事をもっと知ろうとしてるし、もっと仲良くなろうとしてる。
みんなに護られてばかりの自分じゃなくて、自分の足で前へ進んで海の人間とは相いれない存在だとされている陸の人間と……陸で生きる1人の男の子と触れ合おうとしている。
そうやって次のステージへとステップアップしようとしてる子を、どうして止める事ができるんだろう?って感じずにはいられないんですよね。
まなかを護りたい気持ちは分かるけど、それで逆にまなかを傷つけちゃってたら本末転倒。
光は自分でもどうしていいか分からないから、目先にある脅威を取り払おうと必死になってるんじゃないかなぁ。
光のおねーちゃん、あかりさんが陸の人間とデキてると発覚して大勢の人間に引っ張られうろこ様のところに連行されようとしてるシーンは正直イラッときました。
「あかりが地上の男とデキてやがった」だの「宮司様のとこから地上に行った人間が出たら、面子が立たない」だの……だから何?って言いたくなりますよね(何
人が誰かに心惹かれて恋をして、互いが互いを愛するようになるなんてのは至極当然の成り行きなのにね。
それが陸の人間だからって、「なんてやつだ!」「許されない!」と後ろ指を刺されるのはどーにもこーにも気に食わないなぁ。
元々同じ人間なわけで、恋をした相手がただ単純に陸の人間だった……ってだけだと思うんだけど。
それで結ばれたら海村から追い出されるって、何それ?って鼻で笑いたくなっちゃいますわw
陸の人間と結ばれたらその人は汚れた存在だから、もう海の世界で住まわせるわけにはいかない……みたいな感じなのかな。
呆れ果ててしまうぐらいに閉鎖的で嘆かわしい社会ですよね。
海の世界はあんなにもキレイだったのに、そこに住む人間がむせ返ってしまうほど醜悪な方々ばかりというのが何とも言えない。
こんなにも陸の人間と海の人間との間には大きなミゾが広がってるというのに、どこをどうすれば果たして両者が分かり合えるのでしょうか…w
お話的には最終的に共存する道を探していく事になるんでしょうけど、こりゃあよほどの事がない限り分かり合えないんじゃないかなぁ。
ちなみに、「これ以上優しくしないであげて… まなかには光がいるんです」って言葉にもイラッときてました。
うん、今回イラッときてばかりだよね私(おい
ちさきは光とまなかが結ばれる事で、自身の恋を叶わないものとして踏ん切りをつかせようとしてるんでしょうかね?
それであなたは幸せなの?って真顔で言いたくなりますね←
自分の恋は自分だけのものなんだから、諦めてしまったらもうそこから先へは何も生まれないんです。
玉砕なら玉砕で、それはそれで何か得られるものがあるんだと私は信じてます。
それすらもしないというか、その覚悟がないってのは……いや、もうこれ以上はやめておこうか。
あーだこーだ言ってる自分が何だか醜いものに思えてきました(待
そんなわけで、第2話でした。
だらだら書いてて思った、私この作品を割と楽しんで観てます(何
なんかちげーんだよなー、そうじゃねぇんだよ!って愚痴りながら番組を観てるような気分。
中年のおっさんですね、はい。
今後も今回みたいな、いやそれ以上の醜い人間ドラマが展開されていくのであれば、それはそれでキャッキャウフフしながら観続けていられるかもしれませんw
次回「海のいいつたえ」


クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
2013/10/12 Sat. 12:12 edit
Category: .2014年の作品 凪のあすから【終】
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凪のあすからの第2話を見ました。 第2話 ひやっこい薄膜 うろこ様の呪いでまなかのひざにできた“魚面そ”。 翌日ようやく消えたが、紡に、“魚面そ”の鱗と自分を綺麗だと言ってもらえ、まなかは少し残念に思い、再び呪ってもらおうとする。 「昨日はまなかがお世話になりました」 「ひーくん!?」 「今のうちに言っとく。地上の奴らが海の村に関わるな」 一方、学校で紡とま...
MAGI☆の日記 | 2013/10/12 19:20
まなかや光たちは、紡と“おじょしさま”人形を作ることになる。 その帰り、まなかたちは、光の姉あかりが地上の男とキスしてるのを目撃してしまう!? 地上の人間と結ばれると、海村を追い出される掟…。 2話目からもうドロドロ展開です。 2クール続くとどんな展開になってしまうのか怖いですね(笑)
空 と 夏 の 間 ... | 2013/10/12 23:14
村の掟・・・ lull~そして僕らは~ (初回限定アニメ盤 CD+DVD) TVアニメ「凪のあすから」オープニングテーマ(2013/10/30)Ray商品詳細を見る
新しい世界へ・・・ | 2013/10/12 23:55
凪のあすから 第2話 「 ひやっこい薄膜 」 2013/10/11 春の夜月様より拍手を頂きました。ありがとうございます。 2013/10/11 須王様より拍手を頂きました。ありがとうございます。 2013/10/11 S・N様より拍手を頂きました。ありがとうございます ...
HARIKYU のブログ | 2013/10/13 22:34
「ひやっこい薄膜」 なんか最近気持ち悪いんだよ、お前!!
日影補完計画 | 2013/10/13 22:46
俺、ただ守りたかったエナみたいにあいつを守りたかったあいつを傷つけるものをすべてから守りたかったなのに・・・次第に木原 紡に惹かれていく向井戸 まなか。そんな彼女をみて ...
ヲタブロ | 2013/10/14 10:49
光、まなか、紡の恋の大三角形。 そこにちさきと要が絡んできて、一体どのような花火が上がっては消えていくのやら。 特に要はまだ表立って本心を晒していないので、 どういう風に立ち位置を調整していくのか、 あくまでも最後までちさきのキューピッド的な役割を勝手に演じるのか、 それとも何処かで逃げ道を失って開き直るのか。 それでは宜しければ続きからご覧ください。
がっちの言葉戯び | 2013/10/15 00:37
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