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惑星観測所の記録

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凪のあすから 第二十六話(最終回)「海の色。大地の色。風の色。心の色。君の色。~Earth color of a calm~」 




えがった、えがったなぁ…!(何




2クール続いた本作も、今回でフィナーレです。
うん、キレイにまとまった最終回だったような気がしますね。
たくさんの人の想いが溶け込んだ光り輝く海、美しい海……美海ちゃんの名前って伏線になっていたんだな、とちょっぴり驚きも含みながら感じたものですが、「人を想う事とは何か」「好きとは何か」という事について曖昧ながらも一種の答えを導き出そうと試みた作品だったのかもしれませんね。
色んな事があって、もちろんそれは嬉しい事ばっかりじゃなくて悲しい事もあって、たくさん傷ついて涙を流してしまう事だってある。
でも、そういうのも全部ひっくるめて「好き」って気持ちがあるという事。
誰かを想う事・誰かを好きになる事というのはそれだけで眩しくなるぐらい光り輝いていて、好きって気持ちに間違いなんて存在しない。
好きって気持ちはそれほどまでに尊いものなんだ……みたいな事を最終回を中心に作品全体のメッセージとして伝えようとしていたのかもしれませんねー。
全てが終わった後、エピローグの部分で今までの事を語る美海ちゃんを観てたら彼女が裏の主人公だったのではとぼんやり感じるようになりましたが、最終回の彼女は光を優しく包み込んでくれるかのような慈愛に満ちた雰囲気を孕んでいましたよねぇ。
本当に、まるで海みたいでした。

ずっと傍で支え見守ってくれていたのに、好きだったって事にすら気づいてあげられなかったと光は美海ちゃんを傷つけた事を悔やんでましたけど、美海ちゃん自身はそんな事全然気にしてないんでしょうね。
その事に気付いて、自分の好きな人が自分のために涙を流してくれる……それだけで美海ちゃんにとっては満ち足りた気持ちでいられるのでしょう。
美海ちゃんの一挙手一投足、彼女の事を考えれば考えるほど「あぁ、美海ちゃんは聖母のごとき存在だったか」という結論に思い至るような気がします(ぁ
好きな人の幸せのために尽力する美海ちゃんはとっても健気で、観ているこちらまで心が和らいでいくような心地にさせてくれましたね…
陸に上がった美海ちゃんとまなかがお互いに涙を流して「おかえり」って言いながら抱き締めあうシーン、とってもよかったなぁ。


片想いの連鎖が止まらず一体どこまでドロドロになっていくんだろうと中盤辺りからちょっと視聴意欲が薄れてきつつあった作品ですけど、「おふねひき」が終わって光が再び目を覚まして陸にやってくる5年後の世界からの後半部分が非常に濃密な内容で毎回毎回とても見応えがあったような気がします。
結局、両想いですんなりまとまりそうなのは光・まなか組とちさき・紡君組と要・さゆ組というわけか……序盤・中盤・終盤とあれだけ片想い合戦を続けてたのに、何だかんだでいい感じにまとまってるところがちょっと面白いですねw
美海ちゃんだけあぶれちゃってるのがちょっと寂しいので、彼女も幸せな形へと進んでくれると嬉しいのですけれど……まぁ、彼女の場合は今の環境で十分幸せそうなので、今のままでいいのかもしれませんねw

海の世界を始めとした美麗なシーンの数々もさる事ながら、登場人物たちの織り成す人間ドラマも見応えがあって色々と考えさせられるいい作品でした。
スタッフならびに出演者のみなさま、半年間お疲れ様でした。




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2014/04/05 Sat. 05:19  edit

Category: .2014年の作品 凪のあすから【終】

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凪のあすから 第26話「海の色。大地の色。風の色。心の色。君の色。~Earth color of a calm~」

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