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惑星観測所の記録

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Fate/stay night Unlimited Blade Works #11「来訪者は軽やかに」 




非常識な人間が非常識だと非難するとはこれいかに(何




今回は凛が定時連絡をすっぽかした士郎の家にやってくる話。
これといった戦闘シーンも大きく話が動いたわけでもなかったけど、それなりに重要な話……だったのかな?
今回の話はなんだろう、ちょっぴり頭を悩ませる内容になってた印象でしょうか。
前回の葛木先生との戦闘で投影魔術を行使したことで士郎の身体に痛みが発生したりマヒしたり、それをアーチャーの手によって数日後には不都合なく動けるようにしてもらったり…
その辺の事はさして重要でもなんでもなくて、帰ってきた藤ねえが凛と一悶着起こしたりとギャグ的な要素もちょいちょいありましたがそこもそんな重要ではなくて。
今回の話において重要なのは、願いとは一体どういったものであるべきか……ってな感じなんでしょうかね?
少なくとも、士郎の心の内に関して少し掘り下げられた回……だったよーな気がします。


士郎が楽しくて魔術を習ってたわけじゃなくて、魔術を習う事で人のためになるかもしれないから魔術を習ったことを知って凛は怒り心頭になっていたのが印象的でしたねー。
士郎としては人のために何かをする事が自分のためにもなるから別に悪い事じゃないだろってことなんでしょうけど、凛としてはそれが納得いかないんでしょうね。
正直なところ、かく言う私も「それのどこがいけないの?」って思いながら観ていたので、何がダメなのかよく分からなかったりするんですが…w
凛が魔術師になった理由ってなんなんだろう……時臣は「根源へと至る」でしたよね、確か。
んー、魔術を習う理由がいい悪いじゃなくて人のために人のためにばかりで、自分がこうしたいとかあしたいといった自分のためにって部分を士郎が蔑ろにしていることに凛は腹を立てているのかな…?
自分は快楽主義だの何だのって凛が言ってるのを思い出して、だんだんそんな気分になってきました。迷走中です(ぁ
でも、「自分から楽しいって思えることはないのか?」って凛が聞いてきた時の士郎みたいに、「そんな余分な願いを持つ資格はない」とか言われたらムッとするのは何となく分かるよーな気がしますw
もっと自分というものを見つめ直して自分のためになるようなことをしろ、ってことなんでしょうかね…w

士郎の願いに関しては、アーチャーからもキツイ一言を浴びせられてましたなぁ。
人助けの果てには何もない、結局他人も自分も救えない……ね、あの口ぶりからするにアーチャーみたいなやつだったんでしょうね。
そして、あらゆる人々を救うという理想がいかに無意味か悟ってしまったわけか……アーチャー的に言えば、その理想は結果的に自分も含め誰一人救えない結末を迎えることになるってことなんだろうなぁ。
…うーむ、難しい話だ…
でも、それだけを胸に秘めて切嗣の背中を追って今までやってきた士郎に、今更考えを改めることなんて出来そうにもないからなぁ。
…だから理想を抱いて溺死することになるのか…?
考えれば考えるほど悲惨な結果になっていきそうな気がするので、この辺でやめておきましょう(何


人のためなら自分の命すら犠牲にできてしまうんではないかと士郎に危うさを感じつつある今日この頃ですが、次回はキャスターたちとの再戦っぽい感じがするので楽しみにしてます!



次回「最後の選択」




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2014/12/21 Sun. 15:40  edit

Category: .2014年の作品 Fate/stay night[UBW]【終】

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コメント

コメント失礼します。

凛が怒っている理由は察しの通りですよ。
要約したら「人生ちっとは楽しめよ、ごら」ってことですから。

あと「人のためなら自分の命すら犠牲にできてしまうんではないか」とのことですが、既に何度も犠牲にしかけてきてますよ?
ぶっちゃけ0話で士郎が音立ててランサーの前から逃げたのも「あの槍やばそう。あのままじゃあの赤い男死んじゃうんじゃ?」と思ったからだし、5話で凛に釘打ったライダーに単身挑んだのも自分の命度外視していたからだし。まあ、「効いたよね早めのアヴァロン」さんがなけりゃとっくに何度も亡くなっている男です。

EKAWARI #HVtJ0W5Q | URL | 2014/12/21 18:22 | edit

魔術の修業っていうのは命がけなんですよ
特に士郎は半ば独学なので、実はかなり危険でした。
どのくらい危険かというと毎晩が自殺未遂です。
強化の修練ではなく、その前段階で致命的な勘違いをしていたため、不必要な危険を犯してました。
しかも本人も自殺未遂一歩手前と自覚しながら何年も休むことなく続けてたんですよ。
ちなみに士郎の魔術回路が一部閉じてたのも、この勘違いによる間違った鍛練法のせいです。
まっとうな魔術師の家に生まれた凜には想像もできない事でした。
セイバールートのアーチャーは「天才に凡人の悩みは理解できない。 凜は優等生だから落ちこぼれのお前(士郎)のことが理解できないのだ」と語っています。

凜も魔術刻印を受け継ぐの際、常人なら耐えられないような激痛を受けてますし、他にも色々ときついことがあります。
凜は自分がそれらに耐えられたのは誇りや楽しみがあったからで、士郎も同じだと思ってたんですよ。
でも、士郎はただ「他人を救うため」であり、そこに士郎自身の楽しみはない
他人を救って喜ぶことはあっても、自分が何かを得ようという気がまるでない。
そのことに凜は腹を立てたんです。

そして、凜があそこまで激怒したのは前話でアーチャーの過去を夢に見たからでもあります。
アニメだと映像だけで理解しづらいですが、アーチャーは生前、自分の事を度外視して、ひたすら他人を救い続けた男でした。
しかしその生き方は誰にも理解されず常に孤独。
それを自覚しながらも他人を救えたならそれでいい、とその生き方を最後まで貫き、報われない最期を迎えました。
「ここまで似てるとは思わなかった!」という言葉からも、凜は士郎とアーチャーを重ねていますね。

さすらいの名無 #- | URL | 2014/12/21 20:16 | edit

凛が怒ったのは、人のために魔術を習ったことそれ自体ではなく、士郎自身が楽しんでいなかったってことと、士郎のことをすでに身内認定してたからですね。どうでもいい他人だったらここまで怒りませんし。

魔術は常に死と隣り合わせです。アニメではそこまで詳しく解説はされてませんが、魔術はたとえ初歩的な術でも制御に失敗すれば死亡するか良くて廃人になるかもしれない危険な技術です。

それを自分のためでは無く、人のため「だけ」に習っていたってことを凛は問題視しているわけですね。
転じて、自分のためでも無いのに命を安売りしている士郎はこのままでは幸せになれないのでは、と凛さんは大いに心配になったから士郎を怒ったわけです。
ちなみに、もし士郎がここで楽しいって答えてたら、人助けも自分の欲望から生まれた結果ということなので、凛も渋い顔はすれど、ここまで怒らなかったでしょうね。

コルニス #- | URL | 2014/12/21 20:32 | edit

>EKAWARI さん

こんにちはー、コメントありがとーございます。


人生ちっとは楽しめ、なかなかにスマートで分かりやすい言葉(何
自分が楽しいと思えることしかしたくない快楽主義な凛らしい言葉ですけれど、凛とはまるで違った考え方だし生き方をしてきた士郎には凛の怒る理由もてんで分からないってことなんでしょうねー。
人助けを自分に課せられた使命・責務のように感じ今まで人助けをしてきた士郎がどう変わっていくのか、というのも本作のテーマの1つなんでしょうね。
この分だと今後も自身の命もかえりみず無茶な行動をしていくことが続いていきそうだし、そういう性分って言っちゃえばそれまでなんでしょうけど
周りの人からすればもっと自分を大切にしろって言いたいのかもしれませんな…w


ではではー。

Plutor #Oj.PUqxM | URL | 2014/12/28 12:41 | edit

>さすらいの名無さん

こんにちはー、コメントありがとーございます。


ほむほむ……魔術の修行が命懸けってのは他のブロガーさんの記事を読んでる時にチラッと目にしたんですが、その命懸けで途方もない苦しさをも伴う修行を「やってて楽しいから」ではなく「誰かを救う」というただそれだけのために士郎がしていたと分かったから、凛はあれほどまでに激怒したというわけか…
士郎的に魔術を人を救う方法の1つと判断してるような雰囲気がどことなく感じられるとこの話を観ていた時にも思ってはいたんですけど、楽しいことしかしたくなくい凛にはただ他人を救うためだけに苦しい修行を続け魔術を身につけた士郎がとてもじゃないけど理解できないんでしょうねー。
そんな、ただ人を救うためだけに魔術を身につけ生きていく人生などあってはならないってことなのかな……あれ、凛がすごくいい子に見えてきました(何
おそらく凛やアーチャーのように士郎の生き方・考え方をあそこまで否定する人は今までいなかったでしょうから、士郎がどう変わっていくのか、また変わらないままなのか気になるところですねぇ。


ではではー。

Plutor #Oj.PUqxM | URL | 2014/12/28 12:56 | edit

>コルニスさん

こんにちはー、コメントありがとーございます。


ふむ、なるほどなぁ……確かにただのクラスメイトの1人みたいな感じの関係だったら、凛があそこまで怒ることもないんでしょうねー。
凛にとって衛宮士郎という存在がそんなどうでもいい(?)存在の中にいる1人ではなく、いなくなったら悲しくてつらい気持ちになるような近しい存在になってるから、士郎の生き方・考え方に腹を立てているというわけか…
他のブロガーさんの記事を読んだこともあって、何となく凛やアーチャーの言い分が分かってきたよーな気がしました。
いつもツンツンしてる凛ですけれど、よくよく考えてみたら士郎のことを心配して叱りつけてくれるとってもいい子だったんですね…(今更
でも、もっと自分のことを考えろってのは今までの生き方を180度変えろと言ってるようなものだろうし、果たして士郎は変わっていけるのでしょうか…


ではではー。

Plutor #Oj.PUqxM | URL | 2014/12/28 13:03 | edit

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