「待ってて、藤森くん!2」について
今巻は「6月の花嫁」なるイベントのお話、人気投票のようなものなのだとか。
では、行きましょ~。
イラスト及び口絵、変わってないと言えば変わってないのですが1巻より全体的に丸っこくなってました、目とかが。
1巻のも悪くないんですが、今巻のも悪くないのかなと…個人的には1巻の方が好みかな、どちらも好みなのは変わりませんが。
あと、常盤さんが可愛すぎです、見守ってやりたくなります(何
もう少し物静かな人だったら…とは思いますがそれは小さき事、わが道を行く的な性格にやられました。
そんな常盤さんより良かったのが和美、里見の前ではもう素なんですよねw
素の彼女が見せる可愛さとか、上級生らしい対応には彼女の性格が表れているかなと。
さて、前置きはこれぐらいにして本編へ参りましょう。
里見と吉野が口も聞かない状態になったのは間違いなく里見が原因ですね。
里見は悪気がある訳でもなく、吉野に心配をかけないようにと思って1人で色々と行動(主に生徒会関連)してる訳ですが…里見の気持ちは分かるんですけど、もう少し吉野の気持ちも考えて欲しいかなと。
相談もせずに1人で突っ走るってのは逆に迷惑な時もあったりします、せめて吉野とかカズマとかに相談して欲しいところ。
まぁ、ただ単に里見が吉野の気持ちに気付いてやれなかったってだけなんですけどね。
イベントの最終審査の時の、吉野と和美の良い合いには目を見張るものがありました。
どちらも里見を考えていて、それでいて間違っている訳ではなくて。
吉野なんて、世界の誰よりも里見が好きなんてなかなか言える事じゃありませんよねぇ。
和美は自分が里見の傍に居るのは迷惑だからと一歩退く姿勢を見せるけど、吉野は好きなら一緒に居た方が良いと言うし。
対等な状態で和美と勝負がしたいって事なんでしょうねぇ…本当に里見が好きなのはどちらなのかという勝負。
言い方は少し悪いですが考えは素晴らしいですね、ちゃんと和美の気持ちも察した発言です。
さてさて、3巻になったら里見は両手に花状態…になってるような気がしなくも無いです(何
今巻で新たに張られた伏線は「和美は里見の姉である」という事。
これは圭子の発言から明らかになった訳ですが、何だか重たい話になる予感がひしひしと伝わっていて。
姉というのは血の繋がった姉という意味ではないのかもしれませんが、3巻以降の話に期待です。

2008/04/12 Sat. 14:16 edit
Category: .書籍物の感想 ライトノベル