「神様ゲーム2 カミハナニヲエラブベキ」について
『神様ゲーム』シリーズの第2巻。
あとがき合わせて333ページ。
例によって、ネタバレありです。
2巻目でございます。
あれ?何となく直感的にだけど、全体的に丸っこいイラストになったような…
まぁ良いか、元々イラスト目当てじゃないし。
…でもなぁ、元はと言えば表紙に一目惚れして買い始めたタイプだからなぁ。
葛藤ですな、まさにw
さて、この巻では人の“進化”と“退化”を司るキララとマイカなる双子の神様が登場するわけですが。
表題を考えるとすれば、“離れてみて初めて分かる、相手の大切さ”でしょうか。
読み進めながら、私は“退化”の扉が何故必要なのかと何度も考えたわけですよ。
人は前に進む事はあるが後ろに進む事はあるのか、そもそもマイカは必要な存在なのか。
そんな事を延々と、延々とね…
しかし分からない、理解力の乏しい私はどれだけ考えても分からない。
マイカが時間の歪みを調律する存在だってのは分かりましたが、“退化”の扉の存在意義が分からない。
“進化”の対となる存在として、またマイカを置いてけぼりにさせるために必要だった…のか?
そう考えるとしっくり来る気がしなくもないけど、どうなんだろう…
というか、キララの能力がある意味矛盾しているような。
あの双子は人がどちらの扉を選ぶのか見守る存在のはずなのに。
間違った道を選ぶと時間を遡り、もう一度選ばせてあげるって…
うーむ、“進化”の扉を開ける=正解の道なんだろうか?
というかそもそも、“退化”とは?
何だか頭がこんがらがってきて、わけが分からない状態なんですが(ぁ
…もしかして、こうやって深く考えさせるのが作者の狙いだったりしてw
だとすると、私は作者の術中にまんまとはまってる事になりますな!w
あーあと、話の根幹を進めるために展開されていった、3人のサブキャラによるサブストーリーが希薄に感じられました。
いやまぁ、キララが成長するためには必要な3名様ではあったと思いますけど。
いかんせん、多加良の説得がカッコ良すぎて現実味が持てないのです。
『お前が何を選んでも、俺はそれを肯定する!』とか、素晴らしすぎる。
実際に言ってる姿を想像すると、聞いてるこっちが恥ずかしくなりそうですw
まぁ、そんな恥ずかしくなるような台詞をズバッと言えるのが多加良の良いところでもあるのか。
あそこまで行くと、かえって清々しく感じてきますね(^-^)
まぁ、2巻の感想はこんなところでしょうかね。
では、かのう様は相変わらずミステリアスで大好きです、と言って終わりたいと思いますw
2009/07/16 Thu. 16:52 edit
Category: .書籍物の感想 ライトノベル
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