『アキカン! 7かんめっ』
『アキカン!』シリーズの第7巻。
あとがき合わせて310ページ。
本当は『ROOM No.1301』シリーズの短編集その四を買おうと思ってたのですが、家から最も近いアニメイトにすら売ってなかったので断念。
またの機会を待つことにします……あぁ、いつになったら最終巻にたどり着けるのだろうか。
※以下、ネタバレが含まれるため、まだ読んでいない方はお気をつけ下さい。
今回はRG:A、もといぶど子が再登場なのです。
まぁ、その伏線は5巻のラストでこれ見よがしに描写されてたんですけど。
詳しいいきさつは話せば長くなると思うので、ちょっと割愛しておきますね(^-^;)
で、内容についてですが。
一言で言わせてもらえば、素晴らしい出来でした。
この作品の世界観にぐいぐい引き込まれてしまって、続きを買ってくると一気に読了にまで至ってしまうから困る。
ホントはちまちま読みたい派なんだけどね……いやはや、嬉しい悲鳴ですな(^-^;)
1巻の、それも中盤の方で退治してしまってる彼女を再登場させてくれただけでもう感動ものですが、
お涙頂戴の連続でしたよ、はい。
アキカンとは言え、一人の人間を殺めてしまったことへの罪、償い。
そして、刻一刻と迫る最期の時を前にして、人は何ができるのか。
そんな事を伝えたくて、この巻が出来上がったのかなぁと思いました。
ぶど子はいつの時点から、再登場が決まってたんでしょうね?
上の文章を読んでみると、シリアス一直線な雰囲気がひしひしと感じられてしまうのですが、この作品はギャグパートもきちんと入れてくれるから良いんですよね(*^ー^*)
ミサキの二次元好き設定って、はたして必要だったんだろうかw
というかミサキって、意外と大人びた方だったんですね(ぁ
正直、私の中では小学校の高学年のイメージでしたw
ぶど子とミサキの、何度も起きてしまう哀しきすれ違い。
互いが互いを想う心、ようやく再開した時の深い愛情。
どれを取っても、口では語り尽くせないほど強烈な感動を誘うシーンばかりでした。
ですから、この巻も大満足なのですけど……さ、最後が(^-^;)
愛があれば、一度死を迎えたアキカンさえ蘇るって……なんだそれ?
鬱モード全開で半ば落ち込みながら先に読み進めてたので、ちょっと肩透かしを喰らった気分です。
愛万能説か、しょっぱすぎるぜ!(ぁ
いやまぁ、みんなが笑顔で日々を過ごせるようになったのなら、それに越したことはないんですがね。。。
ぶど子が負けた相手ってのは次の巻以降の伏線なの!?と、ちょっと気になりもするんですけど、
それよりも気になるのは男屋!
この巻でも何だかんだでカケル達を助けてくれたり、ぶど子を初めっから捕まえる気が全くなかったりと、敵らしからぬ行動が目立ちます。
話が進めば進むほどミステリアスな雰囲気の漂う彼ですが、あの“愛”に対する憎しみは一体…
女性らしき人の顔がくり抜かれてる写真の事も踏まえると、色々と想像を膨らませられそうですね(´∀`)
男屋が『アキカン・エレクト』を行っている理由は、写真に写った女性を生き返らせるためなんでしょうか?
では、その女性とは一体何が?
というかそもそも、あの写真は?
謎が謎を呼び、もはや訳が分からなくなってきましたw
とりあえず、単なる規格統一のためだけに『アキカン・エレクト』を起こしてるわけじゃない、ってことぐらいしか分かりません…
それは序盤から既に分かってたことだから、全く進歩してないんだけどねw
まぁ、なぁに、焦る必要はないさ。
じっくり楽しもうじゃないかっ(≧▽≦)
それでは、長くなるといけないのでこの辺で。
カケルの、一斉一大の大策略に乾杯っ!
2010/02/17 Wed. 19:05 edit
Category: .書籍物の感想 ライトノベル
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