『神さまのいない日曜日』について
第21回ファンタジア文庫大賞・大賞受賞作品!
あとがき合わせて255ページ。
※追記の1番最初に壮絶なネタバレがあるので注意
ハンプニーがガチで死んじゃったよ!
読み終えた時、「え?」って素で思ったよ!
そ、そんな終わり方で良いんかい!?
閑話休題。
本文にある通り、この作品はファンタジア文庫大賞の大賞受賞作品です。
正直言いますと、このような買い方(大賞受賞作だから買う)は初めてだったりします。
本来なら表紙とタイトルを見て、自分がビビッときたものを手に取るのだけどね。
某声優さんが宣伝されていたのに加え、自分も少し気になってたから買ってしまおう!と。
内容としては
、「生や死という概念がなくなってしまった世界で、墓守の少女・アイが世界を知り、変えていこうとする物語」で良いのかな?
即興で考えた作品紹介なんで、間違ってたらごめんなさい(ぁ
ちなみに、自分はこの作品が初のファンタジア文庫作品だったりします。
このレーベル、口絵が見開き型なんですね~!
開いて閉じる時にグシャッてならないか、ちょっと心配w
と、いうわけでここまでが前奏です(何
ここから作品の感想に入りますので、「まだ読んでないぜ!」って方はご遠慮くださいませ。
う~ん、何と言いますか。
大ヒットするような作品が強烈なストレートとすると、この作品は効き目がじわじわやってくるボディーブローみたいな感じがします。
と言うのも、自分はこの作品を読むのがかなり辛かったんですよ(^-^;)
それを証拠に、購入してから3週間は経過してますw
キャラ萌えをドンドン推し進めていくような、少し読むだけで楽しめる作品とは違って基本的に重たい作品ですし、
内容が内容なだけに文面から情景を想像しにくい。
加えて、現代とは全く異なる世界の話なので、まず世界観を把握しないといけない。
多分、この作品は私には合わないんだろう……そう思ってました。
少なくとも、30ページほど前は。
ところが実際終わってみると、自然と労いの拍手を送っている自分が居る。
読み終えることができた自分に対してなのか、作家さんに対してなのかは分からないけれど。
これがきっと、帯に書かれてた「余韻に残る」ってことなのかなぁと思いました。
読み終えた瞬間に「素晴らしい」と思える作品ではないですが、
終わった時に何かが残るという点では良い作品と言えるかもしれません。
あからさまに、続きを書きますよって終わらせ方はどうかと思うけどねw
まぁあとがきによると既に決まってたことみたいだし、どの作品もそういう終わらせ方はするだろうから、別に良いんだけど。
印象的なシーンを述べるとすれば、やっぱりアイが村の秘密に気付いたところかな。
香水のあのキツイ臭いが、死臭を隠すためのものだとは思わなかった。
実際に読み返してみて、「おぉ!」と感じたぐらいです(ぁ
伏線、上手でしたね~。
そんなわけで。
積極的に買いたい気持ちはありませんが、とりあえず続きを買おうかなぁとは思ってます。
人と墓守とハーフのでこぼこトリオがどうなっていくのか、ちょっぴり気になるので。
ぁ、そうそう。
この作品のイラストって、正直微妙じゃありません?(何
何というか、絵のタッチが作り物めいた印象を受けるんですよね(^-^;)
表紙とか口絵を見た時はそう思わなかったんだけど、イラストを見たら唐突にそう感じた。
まぁ、私にとってイラストはディナーで言えばオードブル程度のウェイトしか占めてないから、
別に違和感があっても気にしないんだけどね。
2010/04/02 Fri. 18:14 edit
Category: .書籍物の感想 ライトノベル
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